19日 11月 2011

マカ Maca に期待される効果

Maca Lepidium meyenii

マカはペルー原産のアブラナ科の植物であり、根が薬用部分である。

標高4000～4500メートルの中央アンデス地域のボンボン高原が産地で、首都リマから約230km離れた

フニン県フニン市（Google map 参照）で産出され、3000年以上の間、食用野菜及び薬用植物として

利用されてきた。また、伝統医療において生殖能力・妊孕向上のために用いられてきた。

さらに家畜の繁殖力向上にも使われてきたという。

 

マカに含まれる多価不飽和脂肪酸である macaene や macamide が生殖能力の向上や勃起障害の改善に

関与すると考えられているが詳細な作用機序は明らかでない。

 

基礎研究ではマカ投与によって正常マウスにおける交尾回数の増加・勃起障害ラットの勃起潜時短縮・精子形成能の促進や精子運動率の亢進・高地曝露による精巣障害の与防・雌マウスにおける妊孕力の向上作用が

報告されてきた。

臨床試験では健康な成人男性にマカを投与した結果、射精あたりの精子数・運動精子数・精子運動率の増加・

亢進が認められている。この時、黄体形成ホルモン・卵胞刺激ホルモン・プロラクチン・17α-ハイドロキシプロゲステロン・テストステロン・17β-エストラジオールの各ホルモンの四中濃度に変化はなかったという。

 

マカ（Maca）は伝統医療で長い間利用されてきたハーブであり適切な用法・用量に基づいて利用する場合、

安全性は高いと考えられる。

 

＜マカ（Maca）に期待される効果＞

生殖能力・妊孕力の向上

 

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